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お寺は神仏の預かる魂の聖地、忘れかけた大切なものを伝える場所
神社と比べると、お寺という場所は控えめな印象を持つ場所です。
それは「お墓」の存在がイメージさせるものが大きいと言えます。
電話占いのコラム集の中には、神社に負けないほどきらびやかな色彩様式のお寺も存在しますが、これは仏教の宗派による特色が関係してきます。
しかし、その根本はすべて「仏」の教えになっています。
神社が「天界からの神様が降りてくる場所」だとすると、お寺は「悟りを開いて仏(ほとけ)となった存在が真理を届ける場所」になります。
神様同様に、仏様もそれぞれの役割を持っており、迷える人々に「信じる心と生きることの大切さ」を導きます。
お寺に祀られている仏像の多くは、はるか昔に作られて奉納されたものが多いことが、その歴史を物語っています。
忙しくなり、自分のことで精いっぱいになってしまった現代社会の私たちにとって、お寺と仏様は、人の心のあるべき様を思い出させてくれる場所になっています。
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お寺の建築様式や宗派がいくつも存在している理由
初めて日本に仏教が伝わってきたのは、今から1500年近く前のことで、聖徳太子が活躍する少し前になります。
はじめは仏教を開いた釈迦の教えがとてもシンプルだったのですが、時代を経るにつれて政治の在り方や考え方が多様になってきたことに伴い、仏教の解釈や考え方も多様化するようになりました。
更に、仏教の在り方を学ぶべく、日本から大陸に留学僧たちが派遣されるようになり、それぞれの学んだことをもとに宗派が開かれるようになります。
今もなお厄払いとして有名な「祈祷」や「護摩炊き」は、特に平安時代に登場する真言宗、天台宗が貴族社会に支持されたことで広まったものです。
ここで、頼みにしたい仏様をお招きしてご加護を受ける「真言」を唱えながらの呪術が登場し、大きく人気を博しました。
これらの宗派のお寺は、魔よけや力強さの象徴として、極彩色の建築様式が多く見られます。
武士の時代に入ると、人々は命との向き合い方に重きを置くようになり、「禅宗」が登場します。
禅宗は、座禅をすることで自分と向き合い、そして仏と対話することによって生き方への迷いを払しょくするもので、武士たちに大きな支持を得ました。
そのシンプルさは、木材の素朴さをそのまま活かしたお寺の建築様式にも生かされています。
お寺に奉納されている仏様には、どのような役割があるのか
仏教の中心となる釈迦如来(しゃかにょらい)は、「おしゃかさま」として非常に有名です。
多くのお寺の本堂に釈迦如来の仏像が奉納されています。
また、人々の健康長寿を願うために建立されたお寺には「薬師如来」が、あらゆる災いから世の中を守るために建立されたお寺には「不動明王」というように、古い歴史の中で人々が何を願ってきたのかが、お寺に奉納されている仏像を見るとわかります。
このようなお寺の中心になる仏様を「守り本尊」といいます。
守り本尊は、その時の、その人々の願いによって選ばれているため、現在でもそのご利益を求めて多くの人々が各お寺にお参りします。
また、守り本尊の役割は、ご利益のためだけではなく、そのお寺が管轄するお墓に眠る人々の魂を守るということでもあります。
特にそのお寺を信仰した人やその家族がお墓に入ることは、死後もそのお寺の仏様とつながって、子孫たちを守り導く役割を意味しています。
いわゆる、お寺の仏様は、お墓に眠る人々やその子孫たちのガイドさんのような存在なのです。
祈祷や護摩炊きをはじめとする、お寺が行う開運方法
お寺の仏様に、人々の願いを祈願する場合は、宗派を超えて「経」が必要になります。
経とは「お経」のことで、神社での祝詞に近いものになります。
大きなお寺になると、僧侶の人数も多くなるので、お経をあげる大合唱が、より仏様に届きやすいエネルギーを生み出します。
宗派によって行われる護摩炊きは、炎をくべることによって邪悪なものを打ち払う清めの効果をもたらします。
お墓参りなどの法事の必須アイテムである「数珠(じゅず)」は、仏教の教えから来た開運アイテムになります。
玉の数が少ないシンプルなものが多いのですが、本来は108個の玉からなるものです。
この数は、人間の迷いを生み出すもととなる煩悩の数を表しています。
それらを清めることにより、常に仏様の加護を受けているという意味から、人々は数珠を持つようになりました。
ご利益による開運を求めてお寺にお参りする際は、そのお寺のご本尊がどの仏様であるのかを調べるとよいでしょう。
できるなら、その仏様の真言をマスターしておくと、より仏様とつながりやすくなるとされています。
ちょっと変わったお寺での占いとおみくじについて
神社同様に、お寺にもおみくじがあります。
神社が和歌をモチーフにしているのに対し、お寺のおみくじは漢詩がモチーフになります。
そのため、やや難しい印象が持たれやすいのですが、訳が書かれているものもあるので安心です。
中には、おみくじやお守りの授与所の人に生年月日を伝えることで、その人がお寺のご本尊に参詣者の運勢をたずねて占うというおみくじシステムを扱うお寺もあります。
ご本尊を通じた占いというところで、より参詣者にとってありがたい結果になるようです。
お守りとしては、それぞれの干支に配属されている仏様のモチーフや、その仏様を表す梵字(ぼんじ)というマークを取り扱っているものが多く見られます。
干支の守り本尊は、人々にとても身近な存在として人気を集めています。
このように、仏様の力を借りながら自分の心と向き合って生きる迷いを払しょくするお寺は、まさに人々の心の学びを提供してくれる場所になっているのです。
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以上、【神仏ご先祖様】ご利益だけではない開運の力をお寺で見つける方法…でした。