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細木数子さんとは2000年代に人気を博した占い師です。2003年に放映された出演者の悩みにアドバイスをする番組が受けて一躍時の人になりました。この頃の彼女の活躍が強烈に印象に残っている人も多いでしょう。
細木数子さんが占いを始めた時期は分かりませんが、彼女の占いが世の中で話題になり始めたのは1985年に出版された著書「運命を読む六星占術入門」がヒットしてからです。それまでは占いとは無縁な華やかな場所で活躍されていました。
彼女の魅力は占いが的中することよりも人間性にあります。物おじしない性格で、初対面の人にもキツイ言葉を浴びせます。彼女の代名詞とも言える「地獄に堕ちるわよ！」は、その最たる例と言えるでしょう。
占い相談
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細木数子さんが有名になるまで
多くの人はテレビに頻繁に出演していた頃の細木数子さんしか知らないでしょう。そこでここでは細木さんの半生についてお話します。
細木数子さんは1938年4月4日の渋谷で生まれで、16歳の時にミス渋谷に選ばれるほどの美人だったそうです。さらに辞退したものの宝塚音楽学校に合格した経験まであります。
輝かしい未来が待っているように思えた彼女ですが、高校を中退すると東京でカフェの経営を始めます。その後、カフェは売却し、それで得た資金を使い銀座でクラブを開きます。
40代には芸能プロダクションを立ち上げ、芸能界で足場固めを始めますが、突如として占い関連の書籍を出版し大ヒット。この勢いに乗ってテレビ出演を果たし、全国的に知られる存在になりました。
細木数子さんの鑑定スタイル
細木数子さんが鑑定で利用する占術は「六星占術」です。六星占術は細木数子さんが独自に開発した占術で、中国で昔から使われている易学・算命学・万象学がベースになっています。
六星占術は生年月日から運命星と呼ばれるものを決定し、この運命星を使って運勢や気になる相手との相性などを占います。
複雑な四柱推命などの命術に比べて覚えることが少なく、誰でも手軽に自分の運勢を占えるので女性を中心に幅広い年齢層で人気になりました。
しかし、実際の鑑定では六星占術の鑑定結果よりも、人の心に訴えかけるメッセージ性の強いアドバイスで相談者の心を揺り動かすことが多かったようです。
鑑定が正確でも、それを聞いた相談者が行動に移せないようでは良い結果は得られません。細木数子さんのスタイルはときとして純粋な鑑定以上に相談者をサポートしていたと考えることもできるでしょう。
細木数子さんの鑑定は当たっていたのか？
2021年に亡くなった細木数子さんについて語るとき、彼女の鑑定は実際どれくらい当たっていたのかが話題になることは多いです。あれだけ世間をにぎわせた占い師ですが、当たっていたかどうかは気になるところです。
細木数子さんは芸能界やスポーツに関連した占いを頻繁にしていましたが、的中具合は五分五分といったところです。
占いが当たったのは西武のリーグ優勝や、広末涼子さんの結婚、秋元康さんの大活躍などです。ビッグネームに関連した占いをいくつも当てているので、細木さんを当たる占い師と認識している人が多いのは当然と言えるでしょう。
一方、当たらなかったのは内村光良さんの結婚時期や、松井秀喜さんの故障、千代大海関の横綱昇進などです。当たるときも外れるときも豪快なのは細木さんの性格と一緒のようです。
細木数子さんがテレビから消えたのはなぜ？
細木数子さんは2010年を過ぎたあたりから、ほとんどテレビに出演しなくなりました。色々黒い噂の多かった女性ですから、テレビから消えたことに関して色々な話がでましたが、本当のところは分かりませんでした。
しかし、細木数子さんは70代後半になって、突如としてテレビ番組のインタビュー企画に出演します。
そこで細木数子さんから語られた真相は意外なものでした。
歯に衣着せぬ発言がウリの細木さんでしたが、時代の流れで自分が思ったように発言できなくなったそうです。
ズバズバ言うキャラクターを封印されたのでは細木数子さんの魅力は半減されますから、テレビ番組の意向に従えなかったのは仕方ないでしょう。
細木数子さんの占いを継いだのは誰？
細木数子の跡を正式に継いだのは親族の細木かおりさんです。細木数子さんに溺愛された女性で、結婚相手も細木数子さんの意向で決めました。
後継者の話は細木数子さんのほうから提案したそうです。当時かおりさんは鑑定についてよく知らなかったため即座に断りましたが、その後、細木数子さんのマネージャーを務めて考え方が変わり、2018年には正式な後継者として活動を始めます。
その後は個人鑑定と講演会を中心に占い業を行い、書籍も数冊手掛けるなど活躍しています。さらに2019年には自分の冠テレビ番組を持つまでになりました。
Youtubeチャンネルを持ち、動画を配信しているので興味のある方はのぞいてみるといいでしょう。
細木数子さんの占いは正確性よりも印象の強さが特徴的だった
細木数子さんは占い師として一時代を築いたと言える人です。
2000年代に突如として現れたようなイメージがありますが、80年代から鑑定を行っており、独自の鑑定スタイルを確立し著作が大ヒットするなど、テレビ出演以前からかなりの実績がありました。
しかし、的中率に関してはそれほど高くなかったという評価もよく耳にします。実際、テレビで行った占いのなかには外れたものも多いです。
しかし、常に強気の鑑定のせいか当たったときの印象が強く「細木数子は当たる！」と記憶している人は少なくありません。
後継者の細木かおりさんが注目されるのも、インパクトが強かった細木数子さんにすがりたい心理がどこかにあるからです。
今なお影響力がある細木数子さんは歴史に残る占い師と言っていいでしょう。
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以上、細木数子さんの占いは的中率が高かった？代表的な占い結果を検証する…でした。
